みふねデコボコ会を創設した小森の自宅近くには養護学校のスクールバスの停留所があり、夕方になると子どもたちを迎えに来た母親たちの姿が見られました。
子どもたちの帰りを待つ母親たちの様子を見ていると小森は何か違和感を感じました。
まるで人目を避けるかのように物陰に隠れ、子どもたちの帰りを待つ母親たち。互いに談笑する様子もありません。
やがて、スクールバスから降りてきた子供たちと手をつなぎ家路につく親子の後姿を見ながら障害児と家族が社会から隠れるようにして生きている姿に小森は大きなショックを受けました。
「これではいけない。互いに支え合う社会にしなければ!」
と強い使命感を持ったと言います。
その後、自宅にて障害児についての勉強会や保健師と共に障害児のいる家庭を訪問する活動を始め、現在に至ります。